「利休にたずねよ」千利休のミニマリズム
母から借りたDVD、「利休にたずねよ」。
原作が映画化されたものです。
子供たちが学校に出かけて静かになった部屋でひとりでみました。
かの有名な茶人、千利休のお話なのですが、利休の美学のようなものが語られています。
日本の茶の湯って禅の流れをくんでいます。
なので利休の思想と美学も禅そのものなんですね。
映画の中で出てくる利休のセリフで印象的だったものがいくつかありました。
一字一句正確には覚えていないのですが・・・こんな感じでした。
「疲れてしまわれたのなら、一度全ての荷物を下ろしてはいかがでしょう」
「今生きている喜びを、この一杯の茶で味わいなさい」
「何もなくとも、あなたがいるだけで土壁まで美しく思える」
色んな物事を抱え過ぎる傾向にある現代人にぴったりな教えですね。
最期は秀吉によって切腹を言い渡され生涯を終えますが、利休の心はきっと静かで落ち着いていたでしょう。
自分が美しいと思うものにしかぬかづくことのない利休は、最後まで秀吉に与することなく自分の美学を貫くことができたので。
利休の茶室は本当に質素で余計なものがなく、ただ美味しいお茶を淹れるための道具があるだけ。
着物もシンプル。
「無」の空間が美しく心地よく感じる。
余計なものがないと心が静かになる。
利休のようにとまでは難しいですが、質素な茶室のイメージは真似していきたいなと思います。
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