忙しい時こそゆっくりお茶を淹れたい。
茶の湯をするには道具や抹茶やお湯を準備しないといけないので、面倒と言えば面倒です。
でも、ドタバタしていたり疲れていたりする時こそあえてゆっくりお茶を淹れるのは、自分のペースを失わず心を落ち着かせる良い方法かなと思います。
母が茶の湯の師範なので、釜などの道具は全て母からもらいました。
道具は完全にそろっているわけではないので、茶の湯に詳しい方が見たらむちゃくちゃなしつらえなのですが…良いのです、私は今はこれで。
細かな作法を覚えるのはとても苦手。
一瞬で眠気が襲ってくるぐらい。
ちゃんと勉強しないと母が悲しむかな~?
とは思うけど、つまりは美味しくお茶を頂くことが一番の目的です。
美味しく淹れるための作法のポイントさえ押さえれば、他の細かなことはとりあえずうるさく考えないでいいかな…と勝手に思っています。
和室の畳の香りと感触、障子から差し込む柔らかな光り、掛軸や茶花の風情、釜のお湯が沸いているかすかな音、可愛い和菓子の姿、緑色が美しい抹茶…
これらをじんわり静かに味わうことが茶の湯の良さです。
どこかに出掛けたり買い物したりするのもいいけど、自宅でのんびりお茶を味わう過ごし方もいいな。
素朴な雰囲気。
味わいながら少しずつ自然に作法を覚えられたらいいけど…